長寿社会を迎え、だれにとっても、親の介護は、大切な問題になります。
まだまだ働くことができるのに、早期退職された先輩方を何人も見てきました。
第2の人生を再度教職に捧げることができる方もごく一部の人間だけになります。
親の介護の問題、さらには自分の健康が大きくのしかかってくるからです。
私は、働きながら、介護ができるアイデアをいくつか実践してきました。
簡単に見えることも、いざ取り組んでみると簡単ではないことがよくわかりました。
失敗談を交えて記載しておりますので、楽しみながら(?)お読み下さい。
認知症介護のための解決策
一人暮らしの老親の介護を行うには、大変な時間の制約がかかります。
通えないところに実家があれば、施設に入ることも検討しなければいけません。
しかし実家が、朝の介護を終えて、出勤できる範囲にあれば、実家に通うということも選択肢の一つになります。
取り組んでみるとわかるのですが、通い介護は体力を消耗し、出勤前からくたくたになります。
時間との闘いも加わるからです。
そのような老親は、デイサービスを利用していると思います。
朝の決まった時間までに、起きる、食事をする、着替える、薬を飲む、検温する、細かいところでは玄関を空けておく等デイサービスの迎えの時間までにすることが、多くあります。
通い介護の場合は、朝早起きして、実家に行き、以上のことを自分の出勤時間までに済ませなければなりません。
そして介護をすませ、あわてて職場へ。
急いで職場に行くことが、交通事故にもつながるかもしれません。
交通安全を教える教員が交通事故では大変肩身が狭い思いをすることになります。
お互いの心理的、体力的不安を減らすため、遠隔で老親と話ができたらと考えました。
実家には、電話回線もあり、本人にはケータイ電話を持たせています。
しかし、認知症の特性なのか各種の電話機は、どこかにしまわれており、本人は保管場所を忘れており、電話が電話の役割を果たすことができない状態になっていることが多くあります。
また家中のすべてのコンセントが抜かれていることが多く、仮に電話機が近くにあっても、これまた役に立たない状態になっています。
電話機本体は通電していないと電話ができないし、子機も充電できていないことがあるからです。
年寄りは、節約志向なのでしょう。
このような状態ですから、次のような方針を立て、介護の補助にすることにしました。
インターネットを利用する。
とり急ぎ、実家にネット回線を引くことにしました。
実践記録は、こちら です。近日公開予定です。
ルーターはメッシュ中継機能ありのものを
実家は、平屋なので、敷地面積が大変広くなっています。
老親には、階段より歩く距離が長い方がありがたいです。
しかし、wi-fiの電波が届くかとどうかは検討の必要があります。
実践記録は、こちら です。近日公開予定です。
エアコン 認知症介護のために
老親の特徴は、節約志向にあるということがあげられます。
戦後を経験した者の習慣かと思います。
節約するのは、大変結構なんですが、夏の暑い時にエアコンを付けないときがあるのは、大変危険なことです。
折しも、夏には、独居老人の孤独死も話題に上がります。
そして、その大半は、自宅でのこと、そしてエアコンを付けていない状態にあることが多いそうです。
認知症の人は暑さを感じなくなるため、エアコンをつけても消してしまうことがあるので、エアコンをつけていると意識させないことが大切になります。
そこで、リビングと寝室のエアコンを遠隔でコントロールできるよう追加機器を購入し、部屋の温度のチェック、エアコンのスイッチのコントロールができるようにしました。
認知症介護のためのエアコン設定 MITSUBISHI編
設定記事は、こちら です。近日公開予定
認知症介護のためのエアコン設定 Panasonic編
設定記事は、こちら です。近日公開予定
認知症介護のアイデア
電話もケータイもあれど、それらをしまい込んでしまうので、いざというときに連絡が取れないことが多々起こります。
エアコンのスイッチを入れるよう伝えようにも、それができない状態になります。
電話に変わる手段、そして、しまい込まないようなある程度の大きさのあるものを用意することにしました。
それが、次の機器です。
– モーション機能付きスマートディスプレイ with Alexa、グレーシャーホワイト
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設定記事は、こちら です。近日公開予定
まとめ
働きながらの介護には、ネットを利用することが大切です。
そのことで、介護者の負担を軽減することができるからです。
田舎にも光ファイバーがやってきています。
介護者、非介護者の負担をを少しでも減らすことができるよう、ネットの利用を考えていくことも大切です。
ただし、一番大切なのは、周囲の協力を仰ぐことです。
ここは一番外してはいけないところです。
周囲の支えを得た上で、今後もICTの活用を考えていこうと思います。
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