「奈良の大仏が東京まで歩いたら!」という記事をネットで見つけました。
奈良の大仏 は、5月ごろに小学校6年生の社会科で学習します。
大仏の大きさについては、いくら教科書や資料集、あるいはICT機器で大仏をみても、ピントこない場合もあるかもしれません。
この記事では、奈良の大仏の大きさを算数的に示していきたいと思います。
歴史の学習と算数を日常の生活に生かす(!?)楽しさを感じてもらえればと思います。
夏休みの自由研究で奈良の大仏について、まとめていくのもありですね。
参考までに、奈良の大仏のある周辺地図を以下に示しておきます。
JR奈良駅から、市内の循環バスで、奈良の大仏(東大寺)へいくのがわかりやすい道筋になります。
東大寺の大仏さまがもし立ち上がって東京まで歩いたら、どのぐらいかかるでしょうか?
ネットにこのような問題が出ていたので、解いてみました。
計算によると、大仏さまが立ち上がったら、身⾧約30メートルです。
どうでもよいことですが、ウルトラマンよりも10メートル低い慎身長です。
身⾧1メートル70センチの人の歩く速度が時速5キロだと仮定すれば、身⾧の比較から、大仏さまの歩行速度が計算できますよ。
奈良~東京間の距離は約555kmです。
まず、大仏さんの歩く速さを求めましょう。
奈良の大仏の身長は30m、人の身長を仮に1.7mです。
まず奈良の大仏が人間の何倍大きいかを考えます。
30÷1.7=約17.6
奈良の大仏の歩幅は、人間より17.6倍大きいことがわかります。
奈良の大仏さんと人は同じ速さで歩くと考えます。
すると人がある一定の時間歩いた距離の17.6倍の距離を、奈良の大仏は歩きます。
だから、人が1時間に5㎞歩けば、奈良の大仏は 5×17.6=88㎞歩きます。
つまり、大仏さんの歩く速さは 時速88㎞となります。
次に、速さの公式を利用して、奈良~東京間の歩く時間を求めます。
距離が555㎞、速さが時速88㎞なので
速さの公式『距離÷速さ=時間』にあてはめます。
555÷88=約6.3となります。
つまり6.3時間かかることがわかります。
0.3時間を分になおして、正解発表!
60×.0.3=18(分)ですから、
答えは約6時間18分となります。
ちなみに、大仏さんの歩く速さ時速88㎞は、自動車が高速道路を走る速さと同じぐらいとお子さんに伝えるとピンとくるかもです。
今回の計算は、子どもたちの苦手な分野である「速さ」や「割合」の問題ですので、苦手なお子さんは、本当に苦手です。
興味のあるときに、お話ししてあげて下さい!
せっかくの旅行がいやになっても、いけませんので・・・!
「算数おもしろ豆知識◆奈良の大仏が東京まで歩いたら!」まとめ
奈良の大仏がある東大寺は、奈良県の代表的な観光地です。
お子さまにとっても、巨大な大仏を見ることで強い印象が残ると思います。
この記事では、奈良の大仏の歩幅に視点をあてて考えてきました。
算数好きのお子様なら、奈良の大仏の歩幅だけでなく、身長や手の大きさなどにも注目すると、新しい感動があるかもしれませんね。
奈良の大仏の見学を通して、その歴史と生活に生かす算数(!?)に興味をもってくれたら、うれしく思います。
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