特総研の認定講習!視覚障害教育領域⑪自立活動Ⅰ（実態把握・検査法等）」予想問題

第1問次の選択肢の中から、正しいものを一つ選びなさい。

	1．３０cm指数の視力は、視力０．０１に相当する。
〇	〇2．３歳程度～６歳程度では、ランドルト環を用いて字ひとつ視力を検査する。
	3．視力検査での視角の単位は「度」である。

【解説】
50cm指数の視力が、視力0.01に相当します。
視力検査での視角の単位は「分」です。

	1．フロスティッグ視知覚検査の下位検査には「視覚と運動の協応」がある。
	2．一般の発達検査について、視覚障害児でも使用できる場合がある。
×	3．森実式ドットカードでは、どれだけ点と点の間隔が狭くても見分けられるかで視力を測定する。

【解説】
森実式ドットカードは、動物の目（点で表されています）を指ささせるものです。
目を表している点の大きさについて、どれだけ小さい点まで分かるかで視力を測定します。

	1．光覚程度の視力でも環境の認知では役に立つ場合がある。
	2．視力がかなり低い場合でも、壁やドア等の大きな物であれば見て分かる場合がある。
×	3．文字を見て分かる場合は、学習上使用する文字として必ず通常の文字を選択する。

解説】
文字を見て分かっても、文章を読んで学習することが難しい場合は、使用文字として点字を選択する必要もあります。

	1．弱視児が使用する文字のフォントについて、一般にはゴシック体が見えやすいと言われている。
×	×2．弱視児の対人認知に対して、その視野の程度が影響することはない。
	3．盲児の触覚による環境認知では、足裏から情報をとることも重要である。

【解説】
対人認知に対して、視野の程度が影響することもあり、一度にその場にいる複数の人を捉えられるかどうか、一人の人しか捉えられないか、あるいは一人の人が相手でもその身体の一部しか捉えることができないか等も、対人認知にかかわる視覚の活用において把握すべきことです。

	1．空間概念の形成において、前後左右の概念は、身体の向きが変わると有効ではない場合がある。
	2．聴覚の活用状況をみる場合、「障害物知覚」の有無も調べることが必要である。
×	3．言葉に対応する概念の形成において、視覚が果たす役割は大きくない。