特総研の認定講習!聴覚障害教育領域⑬重複障害児への教育的対応」予想問題

第1問特別支援学校（聴覚障害）における重複障害学級在籍率（平成24年～29年）について正しいものを一つ選びなさい。
第2問重複障害者に関する教育課程の取扱いとして、小・中学部の児童又は生徒の障害の状態により特に必要な場合についての取扱いで誤っているものを一つ選びなさい。
第3問特別支援学校（聴覚障害）の重複障害児童生徒の教科用図書について正しい記述を一つ選びなさい。
第4問盲ろうの児童生徒とコミュニケーションをとるときは、どのようなことを考慮すべきか、選択肢から正しいものを一つ選びなさい。
第5問
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第1問特別支援学校（聴覚障害）における重複障害学級在籍率（平成24年～29年）について正しいものを一つ選びなさい。

	1．在籍率は、減少傾向である。
	2．在籍率は、一定で変化は特にない。
〇	3．在籍率は、増加傾向である。
	4．在籍率は、減少したり増加したり一定しない。
	5．在籍率は下がり、重複障害学級数が減少した。

【解説】
・平成29年度の調査では、特別支援学校(聴覚障害)全体としては、平成24年度に比較し、6.8％重複障害幼児児童生徒が増加しています。

第2問重複障害者に関する教育課程の取扱いとして、小・中学部の児童又は生徒の障害の状態により特に必要な場合についての取扱いで誤っているものを一つ選びなさい。

	1．各教科の各学年の目標及び内容の全部または一部を、当該学年の前各学年の目標及び内容の全部又は一部によって、替えることができる。
	2．中学部の各教科及び道徳科の目標及び内容に関する事項の全部又は一部を、当該各教科に相当する小学部の各教科及び道徳科の目標及び内容に関する事項の全部又は一部によって替えることができる。
×	3．幼稚部教育要領に示す各領域のねらい及び内容の一部を取り入れることはできない。

【解説】
・幼稚部教育要領に示す各領域のねらい及び内容の一部を取り入れることができる。

第3問特別支援学校（聴覚障害）の重複障害児童生徒の教科用図書について正しい記述を一つ選びなさい。

	1．重複障害児童生徒の教科用図書は、文部科学省の検定を経た学年対応の教科書を、必ず使用しなければならない。
	2．重複障害児童生徒の教科用図書は、交流及び共同学習を行っている交流学級の教科書を必ず使用する。
〇	3．高等学校、中等教育学校の後期課程及び特別支援学校並びに特別支援学級においては、当分の間、第34条第1項の規定にかかわらず、文部科学大臣の定めるところにより、第34条第１項に規定する教科用図書以外の教科用図書を使用することができる。（学校教育法附則第9条）

【解説】
・特別支援学校においては、教科用図書以外の教科用図書を使用することができます。
（参考：学校教育法附則の第９条）

第4問盲ろうの児童生徒とコミュニケーションをとるときは、どのようなことを考慮すべきか、選択肢から正しいものを一つ選びなさい。

〇	1．盲ろうの児童生徒と、コミュニケーションする場合は、触手話や指点字などの方法を使う場合がある。
	2．聴覚障害の児童生徒と同じように音声、文字、手話などでコミュニケーションするので特に配慮は必要ない。
	3．ＩＣＴを活用すれば、確実にコミュニケーションできるのでＩＣＴ機器を必ず用意して対応する。

【解説】
・聴覚に障害のある児童生徒の場合には、音声や文字、手話等のコミュニケーション手段を適切に活用して、意思の相互伝達が活発に行われるように工夫が行われます。
しかし、盲ろう児・者で保有視覚を活用して手話を確認することが難しい場合は、手で触って手話・指文字を確認する触手話や、盲ろう児・者の６本の指を、点字タイプのキーとみなして点字を打つ指点字を使用します。